最近は投稿が滞り申し訳ございません。
しゅんの佐瀬でございます。
先週の土曜日に、事務所スタッフ全員でフート省の契約農場の視察に行ってきました。
この間も何度か状況の確認に産地には行ってはいますが、スタッフ全員が揃って視察に行くのは約半年ぶりになります。
予想よりも時間が掛かってしまい、現地に着いたのは午後13時過ぎごろ。
快晴でなおかつ温度は39度に達していたこともあり、女性スタッフには厳しい時間での視察となってしまいました。
この農場では、主に小松菜・ほうれん草・からし菜・空心菜などの葉物野菜を中心に栽培しております。
ベトナム北部の夏の猛暑期には、果菜類や根菜類もほとんど栽培できません。
先日の大雨の際に受けたダメージもありましたが、その直後に日照りがあったこともあり、葉物野菜もかなりダメージを受けてしましました。
日差しが強すぎる際には、遮光ネットを張って栽培を行っておりますが、下記のような日本へチマやとうがん・ゴーヤなどを遮光ネット代わりに使用する方法も試験しております。
この葉のカーテンの下には、日射量が多くなくても育つ香草類などを栽培しますが、この畑の近くには地形の起伏や樹木が少ないため、このような場所があれば、ちょっとした休憩場所にもなります。
日本の農家は昔から、日が昇ると働き、日が沈むと帰ると言われております。
その日本の農家的な感覚でいうと、ベトナムの農家の働く時間は面白く、ベトナムでは朝早くから作業をしますが、昼休みは非常に長く、15時ごろか16時頃から働く日も多くあります。
日本の農業指導員を連れてきた際にも、昼間に作業を教えようとして嫌がられたことも多々あります(笑)
ただ、ベトナムの強烈な暑さでも熱中症を起こさないようにするための現地の方の工夫ですので、やはり昼間の農作業は避けたほうが良いですね。
強烈な日差しを受けても、小松菜は良く育っていました。
この畑では農薬は使用しておりませんが、ゴーヤなどは少し病気が発生してきてはいる程度で、こちらの強烈な暑さのためか、そこまで広がっているように見えませんでした。
おそらく病気が広がり切る前には収穫できると思います。
フート省もハノイとあまり気候が変わらないため、夏は厳しくなります。
ホアビン省の山の上にある農場では、涼しい気候もありまだ大根やキャベツが栽培できていますが、これから最も暑い時期に入ってくるとさすがに難しくなってきそうです。
今はご案内の設備がないため実現できておりませんが、いつか皆様をこちらの農場に案内したいと思っています。
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